『field note』

これは、わたしたちM^（メタ）が活動したことを記録しておくためのアーカイヴ。

M^のウェブサイト『LOGUE』に掲載したイラスト、文章、写真を再編集し、書籍の形としたものです。（刊行の経緯はこちら）

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field note 003は『小説バトン』。

小説バトンとは、M^のメンバーで小説を書いてみる、書いたら次の人にバトンを渡すという企画です。この1年で８人のメンバーが小説、物語文を書いてきました。

小説のバトンリレーが生んだ物語を、ぜひお楽しみください。

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”小説バトンを開催するきっかけは、主催者である私がまともに文章を書いた記憶がなく、また文章を書くことを避けてきたことにある。受験の際も理数系科目の小論文を避け、入社試験のエントリーシートとは無縁の人生を選んできた。文章で誰かに何かを伝えること、それによって第三者から評価されることを避け続けた結果、文章を書くことへの苦手意識は消えることはなかった。”

”自由に書く形式にフィットするタイプ、自由ゆえに何をどう書けばいいのか途方に暮れるタイプがいた。日常生活の中で独自の視点を披露してくれたメンバーもいれば、実は文学好きでその片鱗を見せたメンバーもいた。中には、絵本や奇譚のように情景をありありと呼び起こす小説を書いたメンバーもいた。このような様々なスタイルで書かれたものを読むことは単に喜びである。編集過程で原稿をいち早く入手する主催者は、原稿公開までの少しの間、各メンバーの秘密を共有させてもらっているような、ちょっと得した気分を味わっていた。”

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title:field note 003 小説バトン
date:2022.11.30
size:181mmx103mm
page: 80

編集・企画・デザイン：Emi Kaneko
校正・写真：Tomohiro Sato